美容院のトリートメントの効果ってないの?!

ヘアトリートメント

よく聞く話で「美容院のトリートメントって効果ないの?!」という話です。

結論からいってしまうと、一度傷んだ髪のダメージを元の素髪状態に戻すことはできません!
では美容院でトリートメントする事は意味がないのか?!というとそういうわけでもありません。髪は治らなくてもきちんと美容室でするトリートメントには価値がありますし、どんな効果があるのかをしっかり知ることやお客様の目的に沿っていれば必要不可欠なものでもあります。
では順を追って説明していきたいと思います(^ ^)

まずは髪の毛が傷んでしまう原因からお話ししていきたいと思います。

 

ダメージの原因

大きく二つに分けると化学的要因と物理的要因になります。何それと思う方もいらっしゃるかもしれませんが一つずつ解説していきます。

 

化学的要因

美容院で施術するカラーやパーマ、お家でのセルフカラーなどのアルカリ剤や還元剤と呼ばれる薬剤で起こる髪のダメージですね。
キューティクルと呼ばれる髪のうろこが剥がれ落ち、毛髪表面のうろこがなくなる事で毛髪内部の栄養分が流れてしまいます。髪は乾燥しパサパサ感や枝毛やひどいとチリチリになってしまうケースもあります。

また外出時に紫外線を浴びた時にもダメージが起こります。長く浴び続けると髪が火傷状態になり、キューティクルが損傷を受け、メラニン(髪の色素)が壊れすこしずつ明るくなっていきます。よく夏が終わる頃に髪の色がキンキンになってしまうアレですね。

後は髪をアイロンで巻く際にもやはりダメージが起こります。これは髪のタンパクがアイロンの熱により変性することが原因です。生卵を熱すると固まるようにキューティクルやコルテックス(髪のうろこの中側の繊維)が固まってしまいます。たまに濡れた髪をコテで巻いてジューっと煙がでたとかいう話をききますが、それは絶対に避けましょう。髪に爆弾をしかけているようなものです。

以上が化学的要因になります。

 

物理的要因

ブラシなどで髪をとかされるかた、引っかかっているのに無理に引っ張ったりしていませんか?!やりすぎるとキューティクルが剥がれてしまいます。これは摩擦による原因ですが、よく美容師さんに濡れたまま寝てはいけませんよと言われたことがある方も多いかとおもいますが、、、。濡れた髪の状態はキューティクル(髪の表面のうろこ)が開いている状態になります。そこで枕と摩擦が起こります、想像してみてください。開きっぱなしのうろこが寝返りする事でどんどんはがれていきます。そういうことなのです。

後はカットによるダメージです。カットした髪の断面は内部がむき出しになっています。ですので内部の間充物質(ケラチンなどの栄養)が流出しやすくパサつきの原因になります。変にすきばさみですきすぎたり、変なハサミの入れ方や下手なレザーの使い方などでも、同じ理屈で傷みます。

以上が物理的要員です。

では美容院で行うトリートメントの特徴を述べていきましょう。

 

美容院のトリートメントの効果はないのか?!

始めに述べた通り、ダメージ修復はできなくてもダメージ補修ができます。これが一番の特徴になります。一度傷んだ髪は枝毛も治りませんしほんとの元通りの状態まで戻すことは不可能ですが、手触り感とツヤ感をだすことはできます!これがダメージ補修です。

 

手触り感

大部分のシステムトリートメント(美容院で施術する2浴式や3浴式のトリートメント)は髪をコーティングするものと栄養補給するものがふくまれています。
これによりハリコシ感やサラサラ感しっとり感がでて手触り感が抜群に良くなります!
そうすることで摩擦が起きにくくなるのです。

 

ツヤ感

もちろん見た目も変わります。髪に艶がでます!ツヤというのは光の反射が起こる事で人間の目に光が飛び込んで来る事で感じます。コーティングする事での皮膜や擬似的なキューティクルをつくってくれて表面のスキマやザラザラ感をなくすとともに、ツヤツヤになります。

まれにスーパーウルトラミラクルハイダメージの方だと次の日から効果を感じないという事もありますが、普段から髪をケアされているかたでしたら大体美容院のトリートメントのもちは1〜2週間くらいになります。
2週間もつトリートメントがあるとすればそのトリートメントはあなたの髪質に合っているし、かなり優秀なトリートメントと言えるでしょう!

 

まとめ

髪のダメージの原因

化学的要因
カラーやパーマなどのアルカリ剤や還元剤での薬剤によるもの
紫外線やアイロンなどの熱によるもの

物理的要因

ブラッシングのしすぎなどによる摩擦によるもの
下手なカットによるもの

トリートメントの特徴

修復はできないが補修はできる

手触りがよくなる
コーティングして摩擦がおきにくくなる

ツヤがでる
皮膜などが覆う事で光が反射しやすくなる

持ち
超傷んでなければ1〜2週間
2週間持つものは優秀

 

野村の考え

最後に色々書きましたが、実は一番大切な事は髪を極力傷ませないということだと僕は思っています。
じゃあ、パーマやカラーをやめてロハス思考になれ!という意味ではありません。
やはりおしゃれをしたり若さを保ったり可愛くカッコよく素敵なヘアデザインにカットもカラーもパーマも必要不可欠です。
少しでも傷まない工夫は常にできます!
それを常に随所随所でこだわっていくことが綺麗な髪の毛と魅力的なヘアデザインに繋がっていくことだと思います。

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