レザーカットの1番良い方法とは?【9分動画付き】

カット

前回前々回とレザーカットは痛むのかという事と、レザーカットは痛いのかという事を記事にさせていただきました。

レザーカットって痛むの?【9分動画付き】

レザーカットは痛いのか?【9分動画付き】

では実際の詳しい方法はどんななの?という事を今回は記事にしていきたいと思います。

前記事などでも触れましたが、昔の切り方でレザーカットを行うと髪の毛が必要以上に傷みますしいいことはないです

さんざん練習不足の美容師さんのレザーカットはダメだという事を言ってきましたので、ぼくのレザーカットの方法を解説させていただきます。

ちなみにリアルにサロンワークでレザーカットを多用していまして、替え刃の消費も半端ないです。

コスパも悪いのにどうしてここまでレザーカットの記事を書いてそこまでこだわるかというと、コストなんて全然気にならないくらいメリットの方がはるかに大きく必要性を感じているからです。

ではその詳細を書かせていただきます。

レザーカットの目的と必要性や髪を切った後の質感とその方法

1.レザーカットの目的や必要性

よくシザー使いの美容師さんで「絶対にシザーしか使いません、レザーカットの質感はシザーカットでだせます。」という方もいらっしゃいます。

たしかにシザーで近い質感はだせるかもしれません。

しかし大抵この事をおっしゃる美容師さんはシザーカットとおなじくらいレザーカットを極めたのかといわれるとそうではないと思います。

厳密にいうと近い質感はだせますが同じにはなりません。

自分で言うのもなんですが、やると決めたらやるタイプでレザーカットも練習しました!そして極めました!もちろん奥の深いカットの事ですから一生極められないといえばそうなんですが、何を言いたいかと言うと、、、。

シザーカットもレザーカットも同じくらいのクオリティーを持った僕から言わせると、シザーとレザー は得意分野が違い両方のメリットを知っているものがそのメリットを最大限活かしきればより質の高いものが提供できると言う事です。

実際にサロンワークでは上の方はシザーカットで下の方はレザーカットを使う事が僕の場合は9割です。

では双方のメリットデメリットを簡潔に言うと

シザーカットのメリット:まっすぐ切れる

レザーカットのメリット:曲線で切れる

シザーカットのデメリット:曲線にも切れるが綺麗に馴染みの良い曲線は作りにくい

レザーカットのデメリット:直線っぽくは切れるがパツンとはならない

と言うことになります。

ですので、特に女性らしさや柔らかさの感じるような丸みや曲線が入ったヘアスタイル創りにはレザーカットが絶対欠かせないのです。

もちろんシザーカットで創る女性らしさや柔らかさもありますが、やはり両方使える僕からするとこの点に関してはレザーカットの勝ちです。

そしてそういったやわらかさを表現する際に、圧倒的にレザーカットのが早いです。

美容師の僕も助かりますし、お客様にとっても時間がスムーズに進む方が絶対に良いでしょう。

もう一つは毛量調節や削ぎといった工程が圧倒的に少なくなります。

髪の毛はすけばすくほど傷みます

その時はわからなくても次回美容院に行くタイミングの頃にはすいた場合とすかない場合と明らかに差が出ます。

そりゃそうですよ、毛先のように髪の毛の中がむき出しの状態を根元付近や中間部分から作るのですから。

しかも髪の毛の厚みも薄い方がそりゃ傷みますよね。

紫外線でもドライヤーの熱でもシャンプー時や寝てる時の枕での摩擦でも。

ですので最低限の傷みに抑えられるということなんですね。

2.レザーカットの方法

ぼくの基本的なやり方を説明します。

基本ですのでもちろん応用をきかせる場合もありますしヘアスタイルにもよるのでこれが全てではありませんが。

まずスライス(カットする際にわけとった髪の毛)の幅は基本1.5cm〜2cmくらいです。

これから切る毛束を左手の人差し指と中指でやさしくしっかり固定します。

次に右手でレザーをやさしくしっかりと持ちます。

切りたい場所にレザーの刃をあててから素早く手首のスナップをきかせて切っていきます。

ガイドライン(はじめに切った髪型の形の指針となる道標)に合わせて同じように切り進めて形をしっかりと作ります。

参考動画

まとめ

・シザーカットはまっすぐレザーカットは曲線に使う

・両方の良い所を活かして切るためにシザーカットだけでなくレザーカットも必要

綺麗にやさしくやわらかく形を作る

最後に

美容師さんによってスタンスがかわりますので、もちろんぼくのやり方が絶対正しくてこれ以外は認めないと言う話ではありません。

しかし実際にリアルのお客様の声として頂いているし変わってきているのは、

くせ毛の扱いが楽になること

硬い髪が柔らかくなる

スタイリングが簡単になる

髪型の持ちが長くなる

ということです。

もちろんぼくのカットの仕方と相性が良くない方もいらっしゃると思いますが、ぼくの表現したい提案したい魅力的な女性像には欠かすことの出来ない必要なツールの一つであることは事実です。