感動のメカニズム

コラム

最近ある方からインベスターZという漫画を譲っていただきました。
仮想通貨をちょっとかじったことがある程度で投資に関しては全くの無知でしたが、少し興味が湧いています。

でてくる登場人物や実在する登場人物の方々はどの人も魅力的な人物が多く、その魅力ってなんだろうと思うとすぐに共通点がみつかりました。

それは感動のメカニズムです。

登場人物や実在する登場人物は心が感動する人の行為をしています。

逆転の発想、見立ての発想、超スケールの発想。

そんな人が喜ぶような物語を思いっきりクリエイトしている人たちなんですね。

その中には人の心が動かされて感動するおこない、ふるまい、意志がたくさん詰まっています。

では具体的に何を感じた時に人の心は感動するのでしょうか。

そしてこれは人の行為だけではなく、ビジュアル(視覚に訴えるもの)にも同じことが言えるのです。

今回はそんな人の心を動かす、感動のメカニズムについての記事を書いていきたいと思います。

感動のメカニズム7種類

絶対調和
色彩、造形などの完全な調和
例 : 虹、ラベンダー畑など
虹の織り成す7色の色彩のハーモニー、誰が見ても綺麗で目を奪われてしまいますよね。
ラベンダー畑やひまわり畑など、場所一帯に広がる花の香りと視覚いっぱいに広がる花の色でできた景色。情緒を感じずにはいられません。

極端な対立
明暗、光と影など
例 : 青い地球、ホタル、オーロラなど
人類が人工衛星より初めて観た地球。宇宙という暗闇の中にダイヤモンドのように青く輝く光と影の対立がありました。
ホタル、オーロラも同じく色彩と明暗が創り出すコントラスト。

幾何学要素
自然の中のはっきりとした形
例 : 飛行機雲
上を見上げると大きく広がる青空の中に動く物体。飛行機の跡にできる幾何学的な雲の形に心奪われた経験おありじゃないでしょうか。

超量・サイズ
並外れた大・小・多
例 : ダム、鯨、マスゲームなど
まじかで見ると超巨大。「!」せずにはいられない。
多くの人で創るマスゲーム。引きでみる画の大迫力。

擬人・擬態
人型が代表
例 : クリオネ、ペンギン、やまびこなど
人のような天使のような透き通ったクリオネ。初めて見た時の気持ちを思い出してみてください。
皇帝ペンギンは人と同じような社会性を持っているんですよ。子供をほかの親に預けたり、海に一番はじめに飛び込むイノベーター的役割のファーストペンギンが有名。

異形(異質)
物、風景の異形
例 : 原爆雲、乳根、鍾乳洞など
二度と見ることの無いようにいたい原爆雲。映像で観ただけでも脳裏に焼き付いてしまいます。
鍾乳洞を生でみると、永い時間をかけてできた異形が印象的。

歴史的時間
長い時間感覚、永遠性
例 : ピラミッド、古墳、遺跡など
世界遺産という言葉が示す通り、長い歴史を物語ると同時にどのような技術を持って造られたかわからないミステリアスな魅力に取り憑かれてしまう方も少なくないでしょう。

まとめ

・魅力に通ずるのは感動のメカニズム

・人の行為もビジュアルも感動のメカニズムは同じ

・感動のメカニズムは7種類

最後に

人が心動かされ感動する時は上記の感動のメカニズムが複数ある事が多いと思います。

逆転の発想でいえば「極」になりますが、実はこの「極」が人の心を動かす要素に大体絡んできます。

上記の感動のメカニズムの例に出したものの中にも「極」の要素も持っているものも多く存在しています。

たまにはこういった視点で物事を考えてみるのも面白いかもしれませんね。