人はみんな髪がのびると綺麗に整えるためにヘアカットする習慣があります。
ヘアカットの中にもいろんな種類があります。
人生経験のある方でしたら、いろんな美容院にいったり数々の美容師さんに担当された経験もおありなのかと思います。
そんな中今回の記事はお客様から聞くことのあるヘアカットのイメージ「レザーカットって痛むんじゃない?」という事です。
ぼくもレザーカットがメインのヘアカットをしますが、大多数ではありませんがたまに聞かれます。
はっきり言うとシザーカット(はさみ)でも痛むしレザーカットでも痛みます。
どんなに気をつけても毛先の髪の毛の断面は髪の中がむき出し状態になります。
ですのでどんなにヘアケアを頑張っていてもカット後に何ヶ月か経つと毛先が少しパサついてくるのはこれも原因の一つです。
大切なのは極力痛ませないように切ることになります。
もちろん上手い人と下手な人の差もありますし、レザーカットで切る事がシザーカットで切るより痛むイメージがあるのは美容師のせいだと思います。
シザーカットで切ることはごまかしがききにくいですが、レザーカットの方がごまかしがききやすいのも事実です。
それを逆手にとってよくレザーカットの練習もしていない下手糞な美容師が、中途半端な技術のままお客様の髪の毛を必要以上に痛ませている現状があるからというのもあると思います。
でも本当はセニングシザー(すきばさみ)でジャキジャキ根元付近から切る方が全然痛むんですけどね、、、。
まあその話はおいておいて、今回はレザーカットの必要以上に痛む切り方と痛みにくい切り方を解説していきたいと思います。
美容院で行うレザーカットの痛む切り方となるべく痛ませない切り方
レザーカットで必要以上に痛ませる切り方
1.根元付近からレザーカットを入れる切り方を全体的にやられる
昔の切り方です。シザーカットが世に定着する前は実はレザーカットが主流でした。
しかし昔の切り方(全員の美容師さんではないと思いますが)まま切られると必要以上に痛みます。
具体的には根元付近からグァーーーっとやられると良くないです。
もちろん必要な部分にそういった使い方をすることもあるはあるんですが、全体的にこのやり方で切ることは今のヘアスタイルではほとんどないでしょう。
全体的にこの切り方でやられた場合は、美容師さんの知識も技術も未熟でもしかするとカットラインをごまかしながら切られているかもしれません。
仮にもそういった場合に遭遇してしまった場合は直ちにカットをやめてもらいましょう。(言いずらいとは思いますが)
他の方に担当していただくか、もしくは他のサロンに切り直しに行きましょう。(滅多にない事だとはおもいますが)
2.レザーカットの替え刃を全然変えていない
シザーは一定期間使用したり切れ味がわるくなってくると研ぎにだします。
レザーはかみそりになりますのでシザーの刃よりも鋭く鋭利です。
ですので使いかたを間違えなければシザーの刃よりも切れ味は断然に良くスパッときれます。
しかしデメリットとして、研ぎには出せず替え刃を使用するのです。
ですのでシザーの刃よりも寿命も短くすぐに切れ味が悪くなってきてしまいます。
そこでケチって古い刃のまま使用したり、新しい刃の切れ味が鋭すぎるのを恐れて(切れすぎるとやりにくいという美容師さんもいます)そのまま使用されたりすると、、、痛みます。想像つきますよね。
極力痛ませない切り方
1.全体的に毛先を中心にレザーカットを入れて切る
今のヘアスタイルで根元付近から毛量をがっつり減らしてつくるものはほとんどありません。
ですので削いだりすることも必要最低限に抑える必要もありますし、毛先を中心にカットラインをしっかり出しながら切っていきます。(シザーでのカットラインをしっかりだすのとはまた違いますが)
レザーカットだからといって毛量をごそっととりながら切るのではなく、毛先の質感を柔らかく整えながらきれいに形をつくっていくというようなイメージです。
この切り方で切っていくと実際にシザーで切るよりも削いだり毛量を減らす事が必要最小限に抑えられるんですね。
中にはレザーカットで形を作るだけで、全く削ぎと毛量調整をせずにカットが仕上がるケースも多々あります。
実はその方が髪の毛の必要最低量の厚みが残り、日が経っても痛みにくくなります。
パーマをきれいになるべく痛ませずにかけたい場合もそうです。
ちょっとこの話は長くなるのでここでは話しませんが、レザーカットの方が上手くやればパーマもいい感じになるのです。
またお家でのスタイリングもかなり簡単になります。
2.切れ味の良い刃でスパッと切る
前述しましたが、刃は必ず切れ味が悪くなったらすぐ変えて切れ味の良い状態で切る事が必須です。
そして大体の練習不足なレザーカットを使う美容師さんはできないのですが、手首のスナップをしっかりきかせてスパッと切らなければなりません。
言葉で言うのは簡単ですが、シザーで練習するのと同じようにレザーカットも練習して技術を修得する事が必要でそんなに簡単ではないんですね。
じゃあどんなやり方が一番いいのかはこちらです⤵︎
参考動画
まとめ
・シザーカットでもレザーカットでも痛むは痛む
・昔の切り方では必要以上に痛む
・刃が悪くなっているもので切ると必要以上に痛む
・今のスタイルに合わせて毛先の質感を柔らかく形を整えるように切れば大丈夫
・手首のスナップでスパッと切れば大丈夫
最後に
シザーしか使わないというこだわりを持っている美容師さんからすると今回の記事は反論があるかもしれませんが、僕も元々はシザー派でした。
両方使えます。
むしろほぼ全員の方にシザーカット&レザーカットを両方使って1スタイルを切り上げます。
両方使えた上でメリットデメリットをしっかり理解した上で、知識と技術を熟練させればいい事尽くしなんですね。
レザーカットはシザーカットではだしにくい(だせないことはないですが)質感をだしやすいですし、柔らかさや女性らしさを表現しやすくお客様自身の再現性もあがりますしスタイルの持続性もアップします。
レザーカットを使用するようになってからお客様の来店周期が少し長くなっていたりもするのですが、、、。
自分も仕事がしやすくお客様にもたくさんメリットのあるものなのです。
くせ毛の方もぼくが担当するようになってから「髪がやわらかくなった」とか「手入れが楽になった」という方もリアルにいますし、今となっては欠かせないツールのひとつです。