美意識とファッションの関係

コラム

美意識とファッションの関係。これを記事にしていきたいと思います。

以前美意識の核についての記事を書きましたが、まだ読まれていらっしゃらない方はそちらをお読みになってからの方がわかりやすいかもしれません。よろしければまずはこちらを↓

美意識とライフスタイルの関係

自分の美意識の核はみえてきているでしょうか?

まだ見えてこないという方は日常の小さな違和感を大切にしてみると自分の好きなものや好みがみえてくるかもしれませんよ。
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美意識とセンスを磨くために

なんとなく自分の好みや好きな物好きな事の集合体で、自分の美意識の核というものがみえてくるのですが
私は華かな?!それとも知かな?!いやいやまてよ品かな?!というようにそれぞれの核がはっきりみえてこない方が実は大半だと思います。

でもそれで大丈夫。それが美意識の幅になります。

それぞれの美意識の核に分類すると5つのタイプに分かれますが、持っている要素はひとつではないケースが殆どになります。

というのも隣り合わせのものに関しては似た要素があります。ですので必然的に核になる要素が一つで隣り合わせの2つのどちらか1つが自分の持つ要素になる方が多いのです。90°〜135°の幅、これが美意識の核におけるハーモニーの幅になります。

では美意識の核の幅と共にファッション性の価値観についての関係性を詳しく解説していきたいと思います。

美意識の幅とリンクするファッションの価値観

コンサバ系

コンサバ系は華と品の要素を持ちます。クラシックな方向性があり、昔から女性が理想とした華やかさと品のよさを今でも大切にするゾーンになります。“コンサバティブ=保守的”と言われる理由はここになります。

このゾーンの美意識の核は華になります。

モード系

モード系は知と品にまたがるゾーンになります。コンサバ系の正反対と思われがちですがそうではなく斜め半円の中での反対項になります。外見の要素にマスキュリン(男性性)が強いというのが特徴になります。

こちらの美意識の核は知になります。

華と知と品

上記のコンサバ系とモード系はどちらも品と隣り合わせにあるものになります。

華も知もどちらも品と似た要素があり、華がもう少し知的にみられたいと思う時や、知がいつもより女らしくしたいという心理が働いた時に品によっていくのです。

仕事でもプライベートでも輝く存在でいたいという、20代後半〜30代にかけての理想のライフスタイルでもありそれをひとまとめにして「きれい系」ともいわれるゾーンになります。

ストリート系

ルールやセオリーから自由であることが基本にあります。コンサバ系と隣り合わせでもあり美意識の核は華と新のどちらかになります。

華を核とするのはグラマラスのタイプで、肌の露出や体の線の強調でエロティックな魅力を重視します。

新を核にするのはカワイイというタイプで、変わった格好をしても子供っぽいかわいらしさを大事にします。
いわゆるジャパニーズKAWAII。

コンセプト系

コンサバ系の正反対がコンセプト系になります。美意識の核は粋と新のどちらかになります。

粋は基本的に大人で、新は若い世代に多いです。

前衛的な要素の強いファッションだけではなく、ある考えの元に様々な新しさを表現するという概念を持っていて特定の変わった服を着るというわけではありません。

服装全体、服とヘアのコーディネートの上手さ、キリっとしたセンス、一本筋の通ったおしゃれの印象、が特徴になります。

何かを捨てる、やらない、というストイックな意志を持っています。

まとめ

・美意識の核から似た要素の価値観までが美意識の幅

・ハーモニーの幅とファッションの価値観はリンクする

・これらを理解することで自分のファッションのまとまりがでてくる

最後に

小難しく書きましたが、要はあれもいいなこれもいいなと思う気持ちはあって当然だということです。

しかしいろんなものをみすぎてどれもよくわからないという風になってしまうと迷いが増えてまとまりがなくなってしまいます。

そういう方の家はだいたいまとまりがなく、実はそういった方が多くインテリア雑誌が多く売れているそうです。

インテリアも難しく考えずに好きなものだけを高価なものでも頂き物でも”ん?“と考えてしまうものは隠してしまいましょう。

それだけでも自分の美意識の核はなんなのかがみえてくると思いますよ。