ブリーチの傷みを5段階に分けて知る!

カラー

ブリーチは傷みます。
皆さん共通の認識だと思います。
ではブリーチの傷みとは一体どんなものなのかをくわしく解説していきます。

まずブリーチと一般的なヘアカラーリング(以下ヘアカラー)と比較してみます。

ヘアカラーというものは髪の毛を脱色しながら同時に染色するものになります。
髪を明るくしながら色を入れるということですね。
アッシュ系でもオレンジ系でもすべて基本の仕組みは同じです。

それと比べブリーチというものは髪の毛の脱色に特化したものになります。
髪を明るくする事しかできません。
ヘアカラー剤をブリーチに混ぜたとしても、混ぜた瞬間にヘアカラー剤の反応は一瞬で終わります。
つまり意味がなく、ブリーチというものは特に明るさを求める場合に使用する脱色剤になります。

髪の組織はキューティクル(髪の鱗)や髪の芯や髪の中に存在するタンパク質や色素細胞など様々な種類から構成されています。

ヘアカラーでは脱色と染色に必要最低限な部分のみ(キューティクルやメラニン色素など)への負担になりますが、
ブリーチの場合は普通のヘアカラーでは表現できないほどの脱色に特化する為に、髪の組織全てを破壊してしまうのです。

ではこの後にブリーチの傷みをわかりやすく解説していきます。

ブリーチの傷みのわかりやすい例え

ブリーチの傷みをダメージレベルで数値に置き換えてみましょう。

まず5段階に分けてみます。

1・・・ヴァージン毛(生まれたての健康な髪の毛でツヤハリコシがしっかりとある状態)
2・・・ライトダメージ毛(傷みをあまり感じず割と健康毛に近い状態)
3・・・ミドルダメージ毛(傷みはあるがまだ髪にツヤとハリがある状態)
4・・・ハイダメージ毛(手触りも悪くツヤもなくハリもない乾燥している状態)
5・・・スーパーハイダメージ毛(手触りも悪くツヤもハリもなく乾燥し引っ張ると切れてしまったりゴムのように伸びてしまう状態)

通常のヘアカラーでの1度の背術では2〜4の状態になります。(求める明るさやヘアカラーの頻度によりかわります)
よっぽどの事がない限りはヘアカラーで5の状態になる事は考えにくいでしょう。

ではブリーチはと言いますと、、、一回の施術で4〜5、、、になってしまいます。
2〜3回以上(元々の髪質によって個人差はあります)のブリーチ施術では確実に5に達します。
施術直後には分からなくても一週間、一ヶ月と時間が経つにつれ必ず傷みが現れてきます。
ちなみに5を超えると、、、髪の毛は、、、溶けて、、、ちぎれます。

ブリーチの傷みによるデメリット

ここまではダメージレベルを数値に置き換え解説しましたが、では一体どのようなデメリットがあるのでしょうか?
それはパーマや縮毛矯正ができないということです。
髪質が元々強く傷みにくい方でまれに1回くらいのブリーチならできる方もいらっしゃいますが、ほとんどの方は無理でしょう。

もしパーマや縮毛矯正をしたいなら、ブリーチをした髪の毛を切り落としてからするようにしましょう。

最後に

パーマや縮毛矯正を絶対にしないという方でしたらブリーチすることでしか表現できないカラーを楽しむのは全然良いと思います。

また部分的なブリーチのみでデザインカラーを楽しんだり、今だとブリーチの傷みを9割カットしてくれる商材も存在します。(使用してもブリーチしないのに比べると格段に傷みますが)

以上のことを知った上で、これからの自分の髪型の事を考えた上で楽しめるとヘアスタイルの幅が広がりますよ。

ブリーチのデザインカラーやブリーチの傷みを9割減してくれる商材の事を詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ↓

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