傷まないカラーってどんなもの?3種類を紹介

カラー

近年ヘアカラーをされている方の比率は90%と言われています。

傷まないカラーときくと魅力的ですよね。

髪の毛の色を明るくしながら色味を入れるヘアカラーリングが主に一般的ですが、このタイプのもので傷まないものは絶対にありえません。

もちろん極力傷ませないようは配慮しますが、全く傷まないというのは嘘になります。

ではどのようなものが傷まないカラーなのか?!

正直にいうと髪の毛に化学的な働きを与えないもので髪の毛が染まるというものはありません。

しかし傷まないとは言えないまでも、限りなく髪に負担をかけずほとんど傷まないといったものは存在します。

今回はそれを記事にしていきたいと思います。

傷ませないカラーに限りなく近いカラー3種類とその特徴

草木染めやヘナなどの植物性カラー

ヘナなどは聞いたこともある方が多いかもしれません。

しかしヘナは要注意です。

数年前にも問題になったことがありますが、法であまり整備されていないためグレーなヘナ商品があるのが事実です。

美容室で扱っているものでしたら、多分大丈夫だと思いますが良くないイメージが拭いきれない部分もあります。

ヘナ100%と謳っていながら他の成分が入っているものもあるという事です。

またヘナは染め上がるまでの時間がかかってしまうのにしっかり染まりづらかったりもします。

物にもよりますが、一度ヘナでそめた部分にパーマがかからなくなる物が多くあまりお勧めはできません。

地肌にあまり負担をかけたくない方で植物系のもので染めたいという方には草木染めタイプのものがおすすめです。

うちのサロンでも使用していますが、大抵の商品がハリコシがでて艶感も抜群なものが多いでしょう。

しかしどちらのものも黒髪を茶色く明るく染める事は不可能です。

使うとすれば白髪染めか、毛先のすでに染めてある部分に色味を入れるような場合になります。

そしてどちらも100%植物性ではなく多少の化学成分が含まれるものがほとんどになりますので、髪の毛に負担が0とは言えません。

僕の感覚では髪への負担がMAX100とすれば、普通のパーマネントカラー(一般的な明るくなるタイプのもの)が30、草木染めが1といったところでしょうか。

ヘアマニキュアなどの酸性カラー

昔からあるヘアマニキュアなども黒髪を茶色くする事はできませんが、髪への負担はほとんどありません。

髪の芯の部分まで浸透することがないため、とれてくるのも少し早めです。

白髪染めとして使用する事が多いですが、肌につくと染料が付着してしまいすぐにとれません。

そのため地肌につかないように塗布するため、根元の数ミリが染まっていない事もあります。

ですから普通の白髪染めと比べると持ちが悪くは感じてしまうかもしれません。

またブリーチした後にビビッドな色にしたい場合に使用する事もあります。

ただし一度ヘアマニキュアした髪の毛は、色を変えたい場合にすぐに変える事が普通のカラーよりも難しくはなってしまいますので先のことを考えて使用するかをしっかりと判断した方が良いでしょう。

またヘアマニキュアを続けていると収斂作用といって髪が引き締まりすぎて、ぎしぎしになることがありますが傷みからくるものとは違うものになります。

塩基性カラー

こちらもブリーチした後などに濃いめの色味に染めたい時などに使用する事が多いです。

ヘアマニキュアと比べればカラーチェンジしやすくはなりますし、髪への負担もほぼ0です。

やはりこちらも黒髪を明るくする効果はありませんが、普通の茶色くなるカラーを使用する際に濃いめの色にしたい時などに混ぜて使用する事もあります。

注意点は色の出方の読みが外れる事があり、思った色と違った色になってしまう事があります。

美容師がきちんとした知識を持ち気をつけていればほとんど大丈夫だとは思いますが多少のリスクがある事も確かです。

まとめ

・傷まないとは言えないが傷みが限りなく0に近いものはある

・黒髪を茶色くする力はない

・白髪染めでお勧めのものは草木染めタイプ

・ビビッドな色を楽しみたい方にお勧めは塩基性カラー

・ヘナとヘアマニキュアはデメリットを理解し先のことを考えて使用する

最後に

傷まないとは言えないと言っておきながらも、今回紹介したものは実質ダメージ0と考えても大丈夫なものになります。

白髪量が多い方であれば草木染めタイプのもののみで染めていくのはいいと思います。

黒髪を茶色く染めている女性の方がほとんどだと思いますので、おすすめは毛先の既に染めてある部分に草木染めタイプや塩基性カラーで染める機会をプラスしていくのがダメージ軽減につながっていいと思います。